ウルストンクラフトの主張と現代社会
以上がウルストンクラフトの思想の要約である。ウルストンクラフトは男性中心に作られた社会の中で生きる女性の困難さを見出した。
しかし、女性もまた男性と同じ理性を持つ人間だと主張する。よって社会を改革することによって女性も男性と同じように自立できるというのだ。
現代では随分と女性の社会進出が進んでいるが、いまだに女性と男性が社会において同じ位置に立っているとは言いがたい。
これは、ウルストンクラフトのいう「社会変革」が完了されていないからなのだろうが。それとも男性中心に作られた社会以外に女性が進出しがたい理由があるからなのだろうか。この2点から考察を行う。
ウルストンクラフトの主張によると、女性が自立するためには経済的な自立が必要である。これは既婚・独身に関わらず必須の条件といえる。
そこで総務省の労働力調査の労働者全体の統計で昭和50年、平成2年、平成13年の分を参考にしたものから考察していく。